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平成24年2月1日市長メッセージ

 年が明けて瞬く間に1か月が過ぎ、2月に入りました。いかがお過ごしでしょうか。
 先日雑誌を読んでいて、とてもいい言葉が目に付いたので紹介します。中国の春秋時代、斉(せい)の威王(いおう)と魏(ぎ)の恵王(けいおう)が偶然狩場で出会いました。恵王は威王に、「私の国は小国ですが、他国にはない立派な宝物があります。直径1寸ほどの強い光を放つ珠で、車の前後およそ十二乗分までも照らすものが十枚あります。貴国は大国ですので、さぞかし立派な宝をたくさんお持ちでしょう」。これに対し威王は、「私の国にはそういうものはありません。しかし、優れた家来が多くおります。ある者に南域の地を守らせたところ、南隣の楚(そ)は恐れて攻め入ろうとしません。また、ある者に高唐の地を守らせたところ、西隣の趙人は東境の黄河で魚を獲ることをしなくなりました。こうした優れた家来たちが自分の持ち場で一隅を照らし、国を支えてくれています。これが私の宝です」。恵王はこれを聞いて大いに恥じ入ったといいます。
 後に、この故事を僧侶に対する教育方針や規定などに活用したのが伝教大師最澄です。最澄は、「古人言(いわ)く、径寸(けいすん)十枚、これ国宝に非ず。一隅を照らす、これ則(すなわ)ち国宝なり、と」。(直径一寸もあるような珠十枚が国宝なのではなく、世の一隅に光を与え、照らす者が国宝である)。住友電工中興の英主と称えられた田中良雄氏の詩も紹介されていました。「一隅を照らすもので私はありたい。私の受け持つ一隅が、どんなに小さいみじめな、はかないものであっても、悪びれず、ひるまず、いつもほのかに照らして行きたい」。とてもいい詩だと思います。組織論から見ても、一人ひとりの構成員が自分のなすべき使命を心得て、自主的に創意・工夫を加えながら、その実現に向かってひたむきに努力すれば、必ずや組織目標は達成できるでしょう。逆に、個人が、共有すべき目標をわきまえず、自分一人くらいは手抜きをしてもいい、あるいは、与えられたことだけをしていればいいという組織の風潮では、効率が下がるばかりで、いずれは衰退の憂き目を見ることになるでしょう。
 先日、私が市長就任後、市役所改革に向けて導入した行政経営品質向上プログラムの取り組みの一環として、各部のアセスメント審査の発表会がありました。それぞれの部が果たすべき使命を明らかにし、その実現に向けて実行すべきことは何か、それが実現できたのかなどといった点について評価を行うものです。ほとんどの部において、前年度よりも改善が進んだという結果になっていました。部長のリーダーシップの下、組織を挙げて取り組んだ結果であり、着実に組織力が向上していると実感しました。引き続き、「Dash挑戦」を合言葉に改革を進めます。

   子ども議会継続活動議員の発表
   子ども議会継続活動議員の発表
「未来へのチャンスについて」て熱く思いを
「未来へのチャンスについて」て熱く思いを

 

 

 

 

 写真は、1月28日(土)に開催された「川西市PTCA青少年フォーラム」の様子です。今年のメインテーマは、「未来へのチャンスー信じること 伝えること つながる可能性」で、第1部は「PTA広報紙コンクール」の表彰や子ども議会継続活動議員の意見発表などが、第2部では音楽家の丸山茂樹さんの講演等が行われました。いつの時代においても、青春時代には様々な悩みがつきものです。しかしながら、一方で、限りない可能性があります。自分や周囲の人たちを信じ、気持ちを伝え合いながら、自分の夢の実現に邁進して欲しいと願うばかりです。

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