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施政方針

更新日 平成29年12月12日ID番号 K22印刷

平成29年度施政方針

であい ふれあい ささえあい 輝きつなぐまち 「まちの変化 未来への挑戦」

平成29年2月17日、第1回市議会定例会(第1日)に市長が説明した施政方針を全文掲載します。


市政運営に取り組む決意

 平成29年度の予算案及び関連議案のご審議をいただくにあたり、市政運営に対する私の所信と予算の大綱を申し述べ、議員と市民の皆様の温かいご理解とご支援を賜りたく存じます。

 市長就任後、早10年以上の歳月が流れ、現在、3期目の任期も折り返し点を過ぎました。この間、私は「生まれ育った川西の再生を期し、未来に向けて持続的に活性化させること」を使命として、市政運営に一意専心取り組んでまいりました。市民の皆様にお約束した公約の一つひとつを成就させるべく、全身全霊を捧げてまいりました結果、依然として、財政健全化という課題はありますものの、多くの公約については着実に実現することができました。

 これもひとえに、議員の皆様をはじめ、市民の皆様からの温かいご理解とご支援の賜であると、深く感謝しております。

 私はこれまで、市政運営に臨むうえで、常に「挑戦」という言葉を信条としながら、何事にも果敢にチャレンジするという気持ちを、常に大切にしてまいりました。

 ゴルフ界のキングと異名をとったアメリカのプロゴルファー、アーノルド・パーマー氏は、かつて、「絶対勝つと思ったら勝つ。高く昇ろうと思ったら、高いところを思え。勝つのは大概、勝てると思っている人間だ」と語りました。

 この言葉からは、彼が常に高みをめざして挑み、それを必ず現実のものにするのだという意気込み、そして、自らを信じる強い気持ちが伝わってまいります。また、彼はパットの名手でもありましたが、「カップをオーバーするくらいに強く打つことには相当勇気を要するが、臆病なパットにチャンスは無い」とも述べ、勇気をもって強い姿勢で挑むことが成功に繋がる、そのようなことを教えてくれました。

 折しも、平成29年度は、第5次総合計画前期基本計画の総仕上げの年であります。これまで5年間の実施効果を検証し、後期基本計画で実施すべき様々な施策展開へと着実にバトンを繋いでいかなければなりません。そうしていく中で、私自身も、事を成し遂げようとする強い信念を持ち、勇気をもって高みをめざしながら、市民の皆様の負託に応えるべく、チャレンジングな姿勢を貫いてまいりたいと考えております。


社会情勢に対する所感

 さて、昨今の国際情勢を俯瞰いたしますと、まず政治面では、昨年、欧州や中東で紛争やテロが相次いだほか、北朝鮮による核実験やミサイル発射も複数回発生するなど、不安な情勢となっております。また、中国が南沙諸島へ人工島を建設するなど、南シナ海をめぐってアメリカや近隣諸国との間で緊張状態が続いております。

 さらに、昨年から、世界の政治経済に多大な影響を及ぼすであろう出来事が続いております。一つには、イギリスのEU離脱が決定したことであります。これから2年間かけて交渉が進められますが、今後の動向によっては、欧州諸国全体での債務危機や金融不安が懸念されております。そしてもう一つ、去る1月20日、ドナルド・ジョン・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に正式就任したことであります。アメリカファーストと演説する姿に、アメリカ国内はもとより世界中で、期待と不安、様々な思いを感じることとなりました。

 これら二つの大きな事象が示唆しますように、世界的に保護主義・自国利益優先主義の流れが広がっており、長きに亘って築き上げられてきた価値観や枠組みに変化が感じられるところであります。

 翻って、国内に目を移しますと、これら国際情勢の影響を受け、為替や株価の相場は非常に不安定な様相を呈しております。国内経済の全般的な傾向としては、現状では緩やかな景気回復基調が見えているとは言え、残念ながら、未だデフレ局面からの脱却が見えてきたとまでは言えません。加えて、一つの事象によって国内外の情勢が過敏に反応を示すようになっている昨今、情勢変化によるチャンスとリスクは紙一重の位置関係にあるものと思われます。これらのことから、今起こっている日本経済の回復傾向も、決して楽観視できる状況ではなく、景気先行きの不透明感は依然拭えません。

 次に、視点を変えますと、昨年開催されましたリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック。中でも、オリンピックでは、日本人が史上最多の合計41個のメダルを獲得するという大活躍でございました。特に、若い選手が世界を相手に臆することなく堂々と戦っていた姿は、実に頼もしく印象的であり、まだ皆様の記憶にも焼き付いていることと思います。次回2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、期待が大きく膨らんでまいります。

 そのように明るい雰囲気を感じるところでもありますが、他方、我が国が抱えている由々しき課題にもしっかり目を向けていかなければなりません。東京オリンピックの5年後には、我が国は大きな転換期を迎えることになります。いわゆる「2025年問題」であります。団塊の世代が75歳に到達する、人口の5人に1人が後期高齢者になるという状況にどのように対処していくのかが、我が国の重大な課題であります。若い世代が高齢世代を支えるという社会構造の中で、さらに、支える側が減少し、支えられる側が増加すれば、現在の社会保障制度では対応しきれなくなることは明白であります。とりわけ、医療・介護や子育て支援対策には、速やかな対応が求められており、国全体として、どのような仕組みに変えていくのかが問われております。

 国際情勢の変化によって発生する経済、貿易、安全保障などの新たな課題、国内では、東京一極集中の是正、人口減少、子育てや介護といった様々な難題が山積しており、遠い将来のことではなく、今すぐに取り組むべき課題ばかりであります。

 このように、今、私たちは、時代の大きな変革期の最中にあります。その中で、私自身も、人・モノ・金の流れ、時代の潮流、また社会経済情勢の風向きを敏感に感じとりながら、市民本位のまちづくりを進めますとともに、将来を見据えた質の高い暮らしの実現に向け、引き続き、粉骨砕身取り組んでまいりたいと考えております。


まちの変化 そして未来へ

 「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる」。

 京セラやKDDIという大企業を設立し、今は日本航空名誉顧問でもある稲盛和夫氏は、かつて、このように述べられました。成果というのは努力の結果でしかないと諭し、また、未来へと立ち向かうモチベーションを高揚させられます。

 本市におきましては今年、この言葉を象徴するかのような、大きな、また明るい出来事が二つあります。

 その一つは、市民の皆様も心待ちにしてきました新名神高速道路の開通であります。川西インターチェンジを基点に、本年秋には高槻ジャンクションまでの東側区間が、さらに、平成29年度末には神戸ジャンクションまでの全区間が供用開始される予定であります。平成元年に基本計画決定がなされ、本市としても約10年前の基本協定締結以降、用地確保や工事など、NEXCO西日本と歩調を合わせながら、着実に歩みを進めてきた経過があります。

 長年の苦労の末、市北部に川西インターチェンジという新たな玄関口ができることによって、人や物の流れに変化が生まれ、まちの活性化に繋がる大きなチャンスが訪れようとしています。高速道路、とりわけインターチェンジが川西市内にできるということで、行楽や仕事などの日常生活だけでなく、物流にも影響し、利便性が大きく向上します。また、市を東西に結ぶ県道川西インター線も併せて整備されますので、市内の移動もスムーズになると期待されます。

 特に、市外からの交流人口の増加には大きな期待を寄せているところです。そのために、川西インターチェンジが基点となり、多くの来訪者に、本市の魅力に触れていただくことができるよう、しっかりとプロモーションしていきたいと考えております。できるだけたくさんの人を、日本一の里山と言われる黒川のほか、清和源氏発祥の地を象徴する多田神社、さらには、活気ある中心市街地へと導き、様々な表情を持つ本市の魅力に触れていただいて、最終的には、定住人口の増加にも繋げていきたいと思うところであります。

 そして、もう一つの明るい出来事は、キセラ川西整備の進展であります。平成22年7月に土地区画整理事業として都市計画決定がなされて以来、8年目を迎えることになります。これまでの間、仮換地指定・移転補償、せせらぎ遊歩道や中央公園の整備工事を実施してまいりました。道半ばでは、土壌汚染対策など、多くの障壁が立ちはだかったわけですが、粘り強い努力をもって乗り越えてまいりました。

 事業実施にあたっては、施設の設計や施工の段階などあらゆる場面で、特に、市民参加を促すことを主眼に置いて進めてまいりました。今後も愛着と誇り、すなわちシビックプライドの醸成を図りながら、もうすぐ誕生する新たな空間が、広く市民の皆様に親しまれ、愛される地区となるよう努めてまいりたいと考えております。

 これらのビッグプロジェクトについては、ようやくゴールが目前になってまいりました。多くの市民や関係者が不屈の精神をもって、苦しかった時代を乗り越え、あまたの努力がようやく実を結ぶ、その時が間もなく訪れようとしております。川西に二つの新たな表情が加わることで、今後、街並みが大きく変化してまいります。

 未来に向かって発展し続ける本市の様子を思い浮かべますと、心弾むような気持ちになります。輝かしい未来の姿を、決して空想のものではなく、市民の皆様と、また、議員の皆様とともに、現実の姿にしてまいりたいと考えております。

 これまでの本市の歴史を振り返りますと、高度成長期にはグリーンハイツなどのニュータウン開発、平成の時代に移ってからは川西能勢口駅前再開発というように、時代時代にターニングポイントが存在し、それぞれのタイミングで的確に流れを掴みながら、今日まで発展を遂げてまいりました。新名神とキセラ、新年度に起こるこの二つの出来事は、本市にとって正に次代に向かうターニングポイントであり、新しい川西の幕開け、すなわち川西の創生に弾みをつける好機であります。

 そのためには、今後の流れをどのように掴むのか、どのようにアクションを起こしていくのかが非常に大切であります。この新たな節目を、決して近視眼的に捉えるのではなく、現状把握はもちろんのこと、将来を先読みした施策展開が必要であります。これまでの努力によって積み上げてきた成果の上に、さらなる努力をもって、未来を築いていかなければなりません。目前に迫る大きな変化は、同時に、これからの川西のまちをどのように発展させていくのかを考える始まりの合図、新たなスタートであると、私は考えております。


新年度の行財政運営にあたって

 本市におきましては、人口減少や少子・高齢化、そして、依然として厳しい行財政環境の中でのまちづくりを迫られております。少子・高齢化の流れには、その歯止めに向けて積極的に取り組みますものの、完全に止めることは不可能でありますことから、こうした状況を受け入れた中で、本市が発展しながら持続していける道を模索し続けなければなりません。そのために、まずはしっかりと足元を見据えた上で、今後、社会構造の変化に合わせてどの方向に歩みを進めていくのかを、市民の皆様とともに考えてまいります。

 果実を収穫するには、まず種を蒔き、次いで水や肥料を与え、日の光を浴びさせて成長を促し、ようやく実が付くという一連のサイクルが存在します。「かわにし地方創生元年」と銘打った平成28年度から、間もなく2年目に入ることになりますが、これからは水や肥料を与える工程に等しい、結果を左右する大変重要な局面を迎えると言えます。本市では昨年、「あんばいええまち かわにし創生総合戦略」を策定いたしましたが、そこに掲げる「人口減少・超高齢社会に着実に対応し、持続可能なまちづくりを実現する」という基本姿勢に従い、四つの基本目標に沿った具体的な施策を、歩みを止めることなく進めてまいりたいと考えております。

 新年度予算では、第5次総合計画後期基本計画の策定に向けてしっかりと土台を固めるため、前期基本計画の仕上げ、各施策のさらなる深化に取り組むとともに、各個別計画等に掲げました事業を効果的に展開しながら、同時に、中期財政収支プランでお示ししました早期の収支均衡達成を念頭に置いて、予算編成作業を進めてまいりました。

 結果として、歳入では市税収入が前年度とほぼ同額であり増収が見込めない中で、歳出においては子育て支援施策や公共施設老朽化への対応、耐震・防災機能の強化を積極的に推進しますとともに、社会保障経費の増加にも対応する必要がありますことから、基金からの繰り入れを行う予算編成となっております。

 このように厳しい状況下ではありますが、第5次総合計画に掲げるめざす都市像「であいふれあい ささえあい 輝きつなぐまち」の具現化に向けて、重点的に取り組むこととしている五つのプロジェクトに基づき、引き続き、総合的かつ横断的に施策を推進してまいります。

 その一は、「こころ豊かな子ども育成プロジェクト」であります。

 子どもの保健向上と福祉の推進のため、乳幼児・こども医療費助成制度において、未就学児の所得制限を撤廃し、小学4年生から中学3年生までについては、通院医療費の負担割合を2割負担から1割負担に変更いたします。

 教育環境の充実を図るため、小・中学校、特別支援学校及び幼稚園における空調設備の整備を、引き続き実施してまいります。

 子ども・子育て計画に基づき、市立の幼稚園と保育所の老朽・耐震対策とともに、地域の子ども・子育て支援の充実を図るため、両施設を一体化した認定こども園の整備に向けた取組みを進めてまいります。具体的には、牧の台幼稚園と緑保育所、加茂幼稚園と加茂保育所の一体化については整備工事を、川西幼稚園と川西保育所の一体化については施設の設計に取り組んでまいります。

 子育て支援の充実を図るために、市立幼稚園全園で、教育時間の終了後から園児を一定時間預かる一時預かり保育を実施いたします。

 安全で快適な教育環境を保つため、小・中学校における校庭の改良工事を行ってまいります。

 また、犯罪を未然に防止し、子どもの安全を確保するため、小学校の通学路等に防犯カメラを設置・運用いたします。

 留守家庭児童育成クラブについては、久代、桜が丘及び清和台南小学校区においてクラブ室を増設いたします。また、早期の待機児童解消に向けて、公設公営の基準以上に運営されている民間事業者に対し、整備費や運営費などを補助いたします。加えて、学校、家庭、地域の関連性を強化するため、地域住民等が参画する放課後子ども教室との連携を図ってまいります。

 様々な悩みを抱える児童・生徒等をサポートするため、現在2中学校区に配置されているスクールソーシャルワーカーを3中学校区に拡充いたします。

 命の大切さや感謝の気持ちを養うために、小・中学校においてNPO法人と協働で「赤ちゃん先生プロジェクト」を実施いたします。

 中学校給食の早期実施のために、センター方式の実現可能性について検討いたします。

 その二は、「川西の魅力発見・発信プロジェクト」であります。

 都市のイメージアップと定住地としてのまちの魅力をPRするため、マスメディアなど様々な媒体を活用した広報活動を通し、「あんばい ええまち かわにしプロジェクト」を展開いたします。

 川西能勢口駅東側の市有地を活用し、新たなにぎわいの拠点を整備いたします。

 川西インターチェンジから高槻ジャンクションまでの区間の供用開始に合わせ、関係機関と共同で開通式典を実施し、インターチェンジを活用したイベントを展開するとともに、市をPRするモニュメントを設置いたします。

 黒川地区においては、交流人口の増加や活性化、環境保全、さらに市の魅力向上を図るために、公民館機能を兼ね備えた「(仮称)里山センター」の整備に向けた実施設計を行います。

また、川西インターチェンジの開通も視野に入れ、同地区において、古民家等の地域資源を活かした観光振興を、民間の活力も導入して進めてまいりますとともに、黒川ダリヤ園基本構想に基づき、整備のための調査・設計を実施し、ダリヤ園の公園化をめざします。

 郷土館において、新たに取得した隣接地を、駐車場や催し会場として利用するため整備するとともに、郷土館旧平賀邸の建物全体調査結果を基に、修繕工事を実施いたします。

 その三は、「川西の魅力発見・発信プロジェクト」であります。

 キセラ川西地区内において、防災機能をもった「キセラ川西せせらぎ公園」をオープンするとともに、複合施設を建設するなど、中央北地区まちづくり指針及びキセラ川西低炭素まちづくり計画に基づき、同地区全体の付加価値向上に向けた取組みを、官民連携の下で進めてまいります。さらに、道路の整備や宅地の整地工事等を進めてまいります。

 美園町・絹延町地内の都市計画道路豊川橋山手線の物件調査や用地測量、用地取得、設計などを実施し、拡幅整備を進めてまいります。

 新名神高速道路開通に伴う関連道路の整備については、引き続き改良工事や道路標識等の整備工事を実施することで、通行者の安全確保及び交通の円滑化を図ってまいります。

 子育て世帯の転入・定住促進を図るため、市内に住宅を取得し、市内に住む親世帯と近居する子育て世帯に対し、住宅取得時の登記費用の一部を助成する「親元近居助成制度」を、継続して実施いたします。

 若者世帯の結婚新生活の門出を応援するため、結婚新生活に必要となる費用の一部を助成する「結婚新生活支援助成制度」を拡充いたします。

 その四は、「豊かな水と緑共生プロジェクト」であります。

 良好な都市環境を提供するとともに、健康増進や防災機能の向上をめざし、出在家町地内の松山浄水場跡地においては、地域住民と協働しながら公園を整備し、東久代地内の新村ノ西公園では改良整備を、また、火打地内においては、公園用地の取得及び設計を実施いたします。

 その五は、「いきいき健康・長寿プロジェクト」であります。

 ICTを活用したインセンティブ付の健幸マイレージにおいては、新規に700名を追加募集し、継続実施を図ってまいります。

 既設の公園設備の改良及び更新にあたっては、公園施設長寿命化計画に基づき、誰もが安全に安心して利用できる公園にいたします。また、市民の健康づくりを推進するため、健康遊具等を設置いたします。

 在宅医療と介護を一体的に提供できる体制を構築するため、「(仮称)在宅医療・介護連携支援センター」を開設し、川西市医師会に委託して運営いたします。

 以上、第5次総合計画前期基本計画における重点プロジェクトと「あんばい ええまち かわにし創生総合戦略」に位置づける施策を、有機的に連携させながら、まちづくりを推進してまいります。


暮らし

 「住む」におきましては、花屋敷団地A・B・C棟建替工事に係る事業手法を決定し、設計等を行います。また、契約期間の満了を迎える特定優良賃貸住宅を活用した借上げ公営住宅については、解消に努めてまいります。

 空き家の適切な管理及び特定空家等への対処を示した空家等対策計画の策定に向けて、具体的な事例に基づいた協議を行うため、「空家等対策協議会」を設置し、調査審議を進めてまいります。

 良質な住宅ストックを確保するため、現在、県と市が実施しております耐震診断・耐震改修事業を市へ統合し、耐震改修の一層の促進を図ってまいります。

 また、交通の円滑化及び歩行者等の安全を確保するため、中央町地内の市道3号、見野地内の市道12号、火打地内の市道43号、久代地内の市道82号等の物件調査や用地測量、用地取得、設計などを実施し、拡幅整備を進めてまいります。

 多田院地内の御社橋におきまして、兵庫県が実施する猪名川河川改修事業に伴う架け替え工事に向けた設計を、県と連携して実施いたします。

 橋りょう等の長寿命化を図り、施設の健全性・安全性を確保するため、「道路橋長寿命化修繕計画」を見直すとともに、栄根地内の川田架道橋及び西多田地内の上町橋(うえんじょばし)の修繕工事を実施いたします。

 また、安心・安全・快適なまちづくりのため、南部地域摂代地区において、雨水排水の詳細設計を実施し、道路・水路施設の機能性を高め、適正な維持管理を進めてまいります。

 市民の憩いの場を提供するため、新名神高速道路の高架下を活用し、石道、西畦野及び清流台地内に公園等の整備を検討してまいります。加えて、交通の利便性と交通環境の改善を図るため、石道地内の工事用道路を市道化いたします。

 能勢電鉄滝山駅周辺におきまして、放置自転車を抑制するため、駐輪場を整備いたします。

 学識経験者・県・公共交通事業者と協働し、次世代を担う子どもたちに、ふるさと川西の魅力と公共交通まちづくりの大切さを学び育てるモビリティ・マネジメント教育を、小学校で実施いたします。

 水道施設においては、配水池の耐震化を図るため、一庫低区配水池の耐震調査等を実施するとともに、基幹施設・管路の耐震化対策として緑台高区1号配水池築造工事や向陽台地内等において配水管耐震化工事を実施いたします。

 下水道施設においては、老朽化したポンプ場設備を安定的に運転管理するため、前川雨水ポンプ場及び加茂雨水ポンプ場の長寿命化工事を実施いたします。

 「にぎわう」におきましては、中心市街地のにぎわいづくりと新たな魅力を創出するため、「川西まつり」や「きんたくんバル」、「川西まちなか美術館」などの開催を、引き続き支援してまいります。

 また、文化の振興を図るために、市役所1階のロビーにグランドピアノを設置し、演奏会を開催いたします。

 女性の起業を支援するために、「川西女性起業塾」を、引き続き開催いたします。

 また、猪名川下流にある加茂井堰の設備について、引き続き整備してまいります。


安全安心

 「安らぐ」におきましては、市民一人ひとりが健康で幸せに暮らし続けることができるまちづくりをめざすため、「健幸まちづくり計画」を策定いたします。

 また、平成30年度からの5年間において、地域福祉推進の基本となる第5期地域福祉計画、また、障がいのある子どもに対するサービス提供体制を計画的に確保するため、障がい児福祉計画を包含する「第7次障がい者福祉計画」を策定いたします。

 さらに、高齢者が住み慣れた地域で健康で幸せに過ごせるよう、「高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画」を策定いたします。

 市内の7つの地域包括支援センターに専従の認知症地域支援推進員を配置し、認知症の人やその家族が住み慣れた地域で安心して住み続けられるよう、認知症についての総合的な支援を行ってまいります。

 血管年齢測定器、身体バランス測定器等の測定機器を活用し、多くの市民が参加できる「出前健幸測定会」を地域等と一緒に実施するなど、市民の健康意欲の醸成を図る取組みに努めてまいります。

 貧血の早期発見と治療のために、一般健康診査及び後期高齢者健康診査の検査項目に貧血検査を追加いたします。

 さらに、女性のがん予防につなげるため、子宮頸がん・乳がん検診無料クーポン券の送付対象者のうち、未受診者に対し個別に再勧奨いたします。

 健診業務の効率化を図るため、保健センターのCT検査において、撮影された検査情報をデジタル化し、画像診断を遠隔読影システムに変更いたします。

 国民健康保険事業において、平成30年度からの新たな国保制度の円滑な運営に向けて準備を進めてまいります。また、レセプト情報や特定健診情報等を分析し、効率的・効果的な事業を行うためのデータヘルス計画に基づき、糖尿病性腎症重症化予防などの事業を継続実施するとともに、次期計画を策定いたします。

 市民が安全・安心に暮らしていく社会を構築するために、社会福祉協議会が行う成年後見活動を支援いたします。

 また、地域における見守り活動の充実を図るため、民生・児童協力委員への活動支援を拡充いたします。

子どもの貧困対策を検討するために、子どもの貧困に関する実態調査を実施いたします。加えて、生活保護受給世帯の実態を把握し、自立した生活を確保するための支援を行ってまいります。

 消費税率の引上げに伴い、低所得者の負担軽減を図るため、暫定的・臨時的な措置として、引き続き、臨時福祉給付金を支給いたします。

 一の鳥居老人福祉センターの耐震化を図るため、耐震補強工事の設計を実施いたします。

 医療機能の分化・連携により、患者の状態に応じた適切な医療を提供する体制の整備等のため、外部有識者等で構成する「地域医療懇話会」において協議を進めてまいります。

 「備える」におきましては、大規模災害に備え、非常用食糧の計画的な整備と家庭における備蓄の啓発を進めてまいります。

 困難事案における法律専門家の活用や相談員への研修拡充など、相談への対応力を強化し、今後も消費生活センターの相談窓口のさらなる充実を図り、引き続き啓発活動を行うなど、消費者の安全・安心の確保に努めてまいります。

 市民生活の安全・安心を確保するため、救急救命士の養成など、救急体制の拡充を図ってまいります。

 「守る」におきましては、第2次環境基本計画に基づき、環境保全に向けた施策を展開してまいります。

 循環型社会の形成を促進させるために、市内事務所から排出される事業系の紙資源の回収に対して奨励金を交付いたします。

 二酸化炭素排出量の低減を図り、環境保全に寄与するため、引き続き、低燃費軽四輪自動車購入費の一部を助成いたします。


生きがい

 「育つ」におきましては、新たに緑台中学校区に開園する(仮称)向陽台あすのこども園の運営を支援するとともに、同園内に地域子育て支援拠点を開設し、子育て中の親子の交流や子育てに関する情報提供、不安や悩みの相談等ができる場所を提供いたします。

 増加する保育ニーズへ対応するため、畦野こどもの里保育園に対し、定員の増を図る増改築工事費を補助いたします。

 小規模保育事業を実施する民間事業者を公募・選考するとともに、施設整備に要する経費の補助を行ってまいります。

 育成医療制度と福祉医療費助成制度を利用する方との間の自己負担額の不均衡を解消するため、育成医療費助成を受けた方に対して、上乗せ補助を実施いたします。

 本年度に実施した子ども・若者実態調査を基礎資料として、子ども・若者の健やかな成長を支援していくため、「子ども・若者育成支援計画」を改定いたします。

 「学ぶ」におきましては、児童・生徒の家庭学習の習慣化を目的としたきんたくん学びの道場支援員を、引き続き全小学校に配置し、基礎学力の定着と自主学習支援の充実を図ってまいります。

 子どもたちの行動、心身の健康、ことば、不登校等に関する教育相談体制を整え、子ども、家庭、学校、就学前施設へ支援してまいります。

 また、不登校の児童・生徒の自立心の回復、居場所づくり、学校復帰への支援、社会的自立に向け、学校並びに家庭との連携を深めてまいります。 

 小学校の体育館におきまして、引き続き、天井等落下防止対策工事を実施いたします。

 次に、加茂遺跡の保存と活用を推進するため、国指定史跡地内の川西市土地開発公社及び民有地の土地購入を実施してまいります。

 また、文化財を適切に維持管理するために、多田神社が実施する国指定史跡多田院の保存活用計画策定及び拝殿修繕に対して補助いたします。

 緑台公民館の耐震化を図るため、耐震補強工事の設計を実施いたします。


つながり

 「尊ぶ」におきましては、本年度に実施した男女共同参画に関する市民意識調査を基礎資料として、新たな課題に的確に対応していくため、「第3次男女共同参画プラン」を改定いたします。

 総合センターの耐震化を図るため、耐震補強工事の設計を実施いたします。

 「関わる」におきましては、広報誌のほか、ホームページやフェイスブックを活用し、幅広い年齢層への積極的な情報発信を図ってまいります。

 自治会活動の活性化を支援するため、自治会交流会の充実を図るとともに、地域の不動産事業者と連携した加入促進活動や、コミュニティ活動への参画を含めたマンション管理組合との連携体制づくりに、引き続き努めてまいります。


行政経営改革大綱

 「挑む」におきましては、平成30年度からの5年間において、本市が進むべき方向性を定めるため、施策の目標や取組内容を総合的・体系的に示した「第5次総合計画後期基本計画」を策定いたします。あわせて、市の持続的な発展に資する施策に対する重点的な投資など、地域全体の経営という観点から、「行財政改革後期実行計画」を策定いたします。

 本市の地域資源である金太郎を活用するため、神奈川県南足柄市と友好都市交流を行い、観光や防災など様々な分野において、連携を深めてまいります。

 地域分権制度の推進状況や市民アンケートの調査結果などを踏まえ、推進会議で議論を行い、「参画と協働のまちづくり推進計画」を改定いたします。

 加えて、地域分権による地域づくりを進めるため、コミュニティ組織の実情に応じた適切な支援に努めるとともに、地域課題解決のために新たに取り組む事業に対しては、交付金を加算するなどの支援を、引き続き実施してまいります。

 消防本部の耐震性不足及び老朽化に対応し、あわせて消防機能を強化するため、火打地内に消防本部及び南消防署、さらには消防訓練施設を統合した新たな施設の整備に向けた実施設計を行ってまいります。

 旧北部処理センターを活用し、清掃事務所及びごみ収集車等の車庫を整備してまいります。

 以上のような施策の基本方針に基づき、平成29年度当初予算案を、

一般会計 545億6,900万円
特別会計 408億8,172万円
企業会計 162億765万円
総額 1,116億5,837万円

で編成いたしました。

これをもちまして、平成29年度の市政運営の基本方針についての説明といたします。


関連情報

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総合政策部 行政経営室 経営改革課
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電話:072-740-1120
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